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最近出会った女の子がスキップとローファーを好きだということで久々に6巻を読み返した。6巻というのに他意はない。スキローの表紙では内容を掴めないため(暗殺教室系)適当に選んだだけである。ただし、9巻帰省旅行編は明らかになっているのでそれ以外とした。
ミカが可愛すぎる。急に何の根拠もない考察だがミカのMBTIはISFJだろうか。これは極めて属人的な理由だが、私の友人(ISFJ)が余りにもミカと重なる。電車での自問自答が本当に愛おしい。更に、他者との会話(電話)で毒を吐いてしまう場面だが、これは常に他者のことを気遣い、どう見られるからを逡巡してしまうがゆえに、他者が悪モードに入った場合は、自らもそれに同調してしまうというISFJ的特性が見事に現れている。そして怒るときは怒る。当たり前のことだ。

この後のミカが迎井に相談する場面については、迎井の高校一年生男子とは思えない思考が描かれている。いや普通に勉強になるわ。あと、誰しもが思っていることだろうが、ミカと迎井にはうまく結ばれて欲しいものだ。この2人のカップリングは、「正反対な君と僕」の我らがタイラズマに重なる部分がある。メインではなくサブカップルだということ、描かれる順番(結ばれる順番)が後者であること、厄介めなコンプを抱えていること。

電車のほんわかシーンが良い。普段の通勤時間は高校生のそれとはズレているのだが、たまの早出勤で彼らと乗り合わせると、確かに元気よく雑談している場面をよく目撃する。これは高校生特有、、と書きたかったがよく考えたら私も知り合いと乗り合わせるとついつい周りに聞かれているかを気にせず話していることを思い出した。まあ、好きな人と2人っきりになれる時間なんてそうないのだから、楽しんじゃうよね。
つい幸せを謳歌するミツミに嫉妬してしまったことを素直に告白できるナオちゃん、それを100の力で受け止めるゴロちゃん、そしてそんなことも梅雨知らず屈託のないミツミ、思わず瞼がうるむ一幕である。

バレンタイン、、チョコ。色々な記憶が蘇る。迎井の恋は本人の預かり知らぬところで散ってしまっているが、人生そんなことばかりである。ありがたいことに今でもたまにチョコを貰うことがある。今度もらった時は目一杯のお返しをしよう。
高松美咲(2021)スキップとローファーvol.6集英社